ゾーン体験Q&A

Q.ゾーン体験は、誰もが体験できる感覚なのでしょうか?

ゾーン体験はそれぞれの選手が個々に知覚する感覚でしかありません。ただ、非常に個人的、感覚的なものではあるのですが、多くのスポーツ選手が、素晴らしい結果を残した後に語る「ゾーン」体験は、競技が違っていても共通する部分が多くあり、誰もがスポーツを通して知りうる感覚であることは確かです。

測定装置をつけて「今のがゾーンです」と厳密に定義できるものではありませんが、近年、脳科学が進むにつれて、ゾーンが起こるメカニズム、ゾーンが起きているときの脳状態がわかるようになってきています。

 

 

Q.「ゾーン」体験は科学的に証明されているのでしょうか?

「ゾーン」体験は、主観的なものですが、神秘体験ではありません。その証拠に、心理学、体育学、生理学、神経学などの分野における学術的な研究対象となっています。

何をもって「科学的証明」とするかは難しいのですが、「ゾーン」が起こる神経メカニズムについての研究、「ゾーン」が起こる条件についての研究、「ゾーン」体験とパフォーマンスなどの研究が活発に行われています。

ただし、「ゾーン」体験は、研究者の間では、「フロー」体験と呼ばれることがほとんどです。

Q.「ゾーン」体験で実力以上の成果を出すことは可能ですか?

「ゾーン」体験は、スポーツにおける技術の習熟、練習を通して身につけた技能といった実力以上の力を発揮させるものではありません。なんとか25メートル泳ぎきるのが精一杯という初心者が、「ゾーン」体験をする、ということはまずありえないし、あっても、それでいきなり大会で優勝する、といったことは起こりません。普段の練習の繰り返しによって技能が意識する必要が無いほどまで高まった上で初めて、運動神経、身体感覚に心を傾けることができ、「ゾーン」体験ができるようになる、ということは理解してください。

Q.スポーツの種類によって、「ゾーン体験」は違うのではないでしょうか?

どんな種類のスポーツでも、「ゾーン」を体験することはできますが、スポーツによって、「ゾーン」体験の種類が違ってくる、ということはあります。例えば、射撃、ライフルなどの競技では、瞬間的な「ゾーン」となる場合が多いでしょうし、マラソン競技などでは、ある程度の長時間、継続的な「ゾーン」となるでしょう。また、競技を問わず、一瞬のミラクルプレーで「ゾーン」を体験する場合もあります。

競技によって、求められるスキルや能力が違うので、ゾーン体験の仕方も違うのです。

 

 

 

Q.スポーツ以外でも「ゾーン」体験をすることはありますか?

あります。前述のとおり、スポーツ界で使われている「ゾーン」体験は、「フロー」体験と呼ばれているものです。「ゾーン」体験と同じく、フロー体験は、時間を忘れてしまうほど何かに没頭する体験で、芸術家、俳優、音楽家、外科医、スポーツ選手などの特殊技能をもった人間に起こりやすいとされています。

「ゾーン」体験は、スポーツという「瞬間の反応」「運動技能」が求められるスポーツ分野における、一種独特の「フロー」体験と考えて間違いありません。、

このような体験の喜びはあまりにも大きいので、そこに到達するための困難を克服するエネルギーを与えてくれるのです。それはスポーツでも、芸術でも、演奏でも同じことです。

一流の人たちが、さらに伸びていく過程の中で、「ゾーン」体験は不可欠です。厳しい練習を乗り越えるエネルギーや喜びを与えてくれるのですから。

Q.どうしたら「ゾーン」体験ができますか?

「ゾーン」体験をするために絶対に欠かせないのが、あなたが取り組む競技において、体が反射的、本能的に反応できるまで、技術や技能を磨き上げることです。

そして、大事な試合で、できるだけ余計なことを考えず、心と体の両方が集中できていれば、あとは自然と「ゾーン」体験が起こります。というのも、「ゾーン」とは、反復練習で築いてきたスキルを、余計なことを考えることなく、本能的に発揮するだけなのですから。だからこそ、あなたの持つ最高の力を発揮できるのです。

しかし、ご存知のとおり、それが難しい。プレッシャーの少ない試合や練習では、実力どおりの力が発揮できるのに、ココ一番で発揮できない。

ついわかっていても、不安がよぎり、余計なことを考えてしまいます。

本サイトで解説するゾーン体験メンタルトレーニングは、プレッシャーのかかる試合で、あなたの実力どおりの力を発揮するために本当に必要なトレーニング方法です。

その一番のポイントは、言葉や思考をできるかぎり使わないことです。

 

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