残像イメージ法

方法

残像イメージ法では、目の前の光景を、そのまま瞼に焼き付けるように記憶して、いったん目を閉じて、その景色を、できる限りリアルに、強く、鮮明に、イメージで思い出すようにします。

例えば、建物をを残像イメージする場合には、その建物は何階建てで、いくつの窓があるとか、ぱっと見て記憶した残像イメージから、答えられるようになったら最高です。

また、別の残像イメージ法では、ある色に注目します。例えば、電車の中を見渡して「赤」を探します。そのあと、目を閉じて、電車のどこに、どんな赤があったのかを思い出すのです。

この残像イメージ法を、独自のカードなどを使って提案しているのが、高岸弘氏のRCT残像トレーニングですが、特徴的なカードを使うことで、暗示効果も狙っているようです。イメージ初心者にとっては、とっつきやすい方法だと思います。

解説

残像イメージ法を実際にやってみるとわかりますが、細かいところまでしっかりとイメージする(頭の中で描けるようになる)には、かなりの集中力が求められます。実は、この視覚イメージへの意識集中こそが、余計な不安や雑念を排除してくれるのです。

何度もこのサイトでは説明しているとおり、繰り返しの練習によって習得された技術は、あまり考えなくても、本能的に発揮されます。それどころか、余計な思考や雑念が、本来の動きを邪魔してしまうのです。だから、その余計な思考や雑念が入らないようにすることが、大切であり、残像イメージに強く意識を向けることが効果的なのです。

残像イメージ法は、イメージ初心者にとっては、始めやすく、効果も感じやすい方法ではありますが、人間には、同じレベルのことをやっていると「飽きてしまう」のと、「慣れてしまう」という習性があります。

この二つを回避するには、段階的に難易度を上げることが必要なのですが、残像イメージの場合、それが難しく、ここがマイナスポイントです。

本格的なイメージトレーニングを始めたアスリートにとっては、少し単調で、物足りないものとなってしまいます。