ゾーン体験メンタルトレーニングの始めかた

これまで解説してきたとおり、ゾーン体験のためのメンタルトレーニングは、「考えないで、感じる」を実践するためのメンタルトレーニングです。

しかし現状、ほとんどのアスリートは、監督やコーチから、「もっと考えて練習しろ!」とか「頭を使え!」と言われていることが多く、「考えないことはいけないこと、怠け」のように思ってしまっている人も少なくありません。

まずこの誤解を解消することから、ゾーン体験メンタルトレーニングが始まります。

指導者のいう「もっと考えろ!」というのが大事なのは、日常の技術練習においてです。普段の練習においては、しっかり考えて、問題点を修正したり、課題を克服することが大事です。

「考えない」が大事なのは、本番において、特に強いプレッシャーがかかる場面です。

強いプレッシャーがかかる場面では、考え過ぎることが動きを邪魔するので、考えないことが大事なのです。

普段、多くのアスリートは、練習で考える習慣がついてしまっているがために、本番でも、うまくいかない場面で、頭を働かせて、その局面を乗り切ろうとします。これはこれで、それほどプレッシャーの高い場面でなければ(相手が強くなければ)、上手くいくことも多いのです。

しかし、相手が本当に強く、自分の最大限の力を発揮しなければ勝てない場面で、余計に考えて過ぎてしまうと、体が思うように動かなくなり、思ったパフォーマンスを発揮できなくなります。

考えすぎてはいけないとわかっていても、普段、考える癖がついてしまっているので、なかなか余計な思考や雑念が消えてくれない

これが問題なのです。

ですから、普段の練習ではしっかり考えつつも、本当に大事で必要な場面では、考えないで、体の本能的な動きに任せられるように、メンタルを鍛えることが、ゾーンを体験するには大事なのです。

本サイトで紹介しているゾーン体験につながるメンタルトレーニング法は、これを実現するために効果的と考えられる方法を集めたものです。

まずはピンときたトレーニングから始めてみて構いませんが、まずはレゾナンス呼吸法から始めるのが、一番確実だと私は考えています。

理由としては、簡単でどこでもできること。そして、それが土台となり、より高度のメンタルトレーニングにつなげることができるからです。